八重歯とは?
八重歯は、歯並びがでこぼこ・ガタガタに生えている状態の中でも、通常の歯列から外れた位置に上の前歯の2つとなりにある犬歯(糸切り歯)が唇側に生えている状態を指します。
八重歯の評価
八重歯に対する評価は個人差がありますが、日本人の感性では「かわいい」「愛嬌がある」とプラスのイメージを持つことがあります。アニメや漫画のキャラクターにおいては、チャームポイントとして確立されていることもあります。特に童顔や若く見られることが好まれる場合には、褒め言葉として捉えられることもあります。
一方、海外では八重歯に対してあまり良いイメージを持たない傾向があります。例えば「ドラキュラや悪魔のようで怖い」といったネガティブな意見があると言われています。ビジネスの場では、歯並びによって仕事の評価に影響を与えることもあるかもしれません。
八重歯の原因
八重歯の原因は遺伝的要因もありますが、主に顎の骨の成長が不十分で顎が小さくなることが原因とされています。耳鼻の疾患や口呼吸、食事時の噛む回数の少なさなども原因となります。これらの要因によって、犬歯が生えてくるスペースが不足し、八重歯として生えてくることがあります。
八重歯を放置するとどうなる?
八重歯を放置すると、歯と歯茎の境目に汚れがたまりやすく、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、咬み合わせのバランスも悪くなることで体の不調を引き起こす可能性もあります。八重歯が尖っている場合は口内炎の原因にもなり、口呼吸や口の乾燥、口臭の問題も引き起こすことがあります。
八重歯の治療について
八重歯が個人的な魅力となる場合もあれば、健康上の問題を引き起こす可能性もあるため、歯科医師と相談し、適切な治療を検討することが大切です。早めの治療によって、歯を磨きやすくし、歯並びのバランスを整えることが重要です。