① 叢生(ガタガタの歯並び)
原因:あごの骨が小さく、歯のサイズが大きいため、スペースが不足し、歯がガタガタに並びます。
リスク:見た目の問題だけでなく、発音やかみ合わせに影響があります。歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
② 開咬
原因:舌を前に出す癖やかむ力が弱いことが原因となります。遺伝的要因も考えられます。
リスク:口が開きやすくなり、口の中が乾燥しやすくなり、虫歯や歯周病、口臭のリスクが高まります。発音にも影響が出ることがあります。また、前歯の開咬は奥歯に負担をかけ、奥歯の問題や顎関節症の原因にもなることがあります。
③ 上顎前突(出っ歯)
原因:遺伝的要因や癖・習慣が原因となります。
リスク:前歯が邪魔をして口をうまく閉じられず、口呼吸の原因となります。事故や怪我の際に前歯が折れやすくなる可能性があります。
④ 反対咬合(受け口)
原因:上あごが小さいことや前歯の傾斜などが原因として考えられます。アデノイドによる乳歯の受け口もあります。
リスク:前歯でかみにくくなり、あごのバランスが崩れたり発音がしにくくなる可能性があります。放置すると口が閉じにくくなることもあります。
これらの歯並びの問題は見た目だけでなく、健康にも悪影響を及ぼします。適切な治療を早めに受けることで、将来の歯の健康を守ることができます。歯科医師と相談し、適切な対策を取りましょう。