日置矯正歯科ブログ

2023.10.04更新

学校歯科検診で指摘されてお子さまの歯並びやかみ合わせがご心配な保護者様は当院までご相談ください

矯正治療
学校検診の結果は、保護者様のお手元にも届いているかと思います。 傾向として、「むし歯」には敏感な保護者様も、「歯並び」「咬み合わせ」は“そのうちでいいかな”と考えてしまうようです。確かに早急な治療が必要であるケースは稀ですが、そうして翌年の学校検診まで放置してしまい、適切な治療のタイミングを逃してしまうことは少なくありません。 歯並びや咬み合わせの指摘を受けたら、なんとなく放置してしまわないうちに、当院にご相談ください。

学校の歯科検診はどのような内容が検診されているの?

検診
保護者様が受け取った用紙を見ると分かりますが、学校での歯科検診では以下のような項目について検査し、報告されます

むし歯
むし歯の有無、本数が記載されています。

歯茎の炎症
歯茎で炎症が起こっているかどうかが記載されています。 小学生ですから歯周病ということはまずありませんが、歯茎が傷ついたり汚れていたりして炎症を起こすことがあります。

歯並び・咬み合わせ・顎関節
歯並び、咬み合わせ、顎関節の状態などが記載されています。

生え変わりについて
乳歯から永久歯への生え変わりの状況について記載されています。

かかりつけの歯医者さんで「経過観察しましょう」といわれたけど・・心配 このような症状や癖・習慣はありませんか?
お子さまの矯正治療では、「少し経過観察をしましょう」と新しい治療をしない期間をつくることがあります。歯科医師からその意図の説明があれば安心ですが、説明がない・不足しているといったことで、ご不安を抱えている保護者様が少なくありません。 特に、以下のような症状・癖・習慣がある場合には、矯正を専門とする他の歯科医院でも診てもらうことをおすすめします。

お子さまにこのような症状ありませんか?
鼻炎
鼻炎を原因として口呼吸になったり、口腔の環境が悪化しているケースがあります。鼻炎の治療ついては、耳鼻科を受診しましょう。当院からご紹介することも可能です。

指しゃぶり
5歳以降の指しゃぶりは、永久歯の歯並びへの影響が大きくなると言われています。
歯科医院と相談しながら、4歳頃にはやめさせるようにしましょう。

口呼吸・舌癖
いずれも、歯並びに悪影響を及ぼす癖・習慣です。
お口の筋肉の弱さが原因になることがあります。歯科医院でトレーニングの指導を受けるなどして、改善が可能です。

頬杖、爪噛み
頬杖は顎関節に、爪噛みは歯や歯茎などに偏った負担をかけ、どちらも間接的に歯並びへの悪影響が懸念されます。
マナーとして良くないということを優しく伝え、できる限りやめさせましょう。

学校検診と歯並び
学校検診の目的
学校検診は、多数の児童を一挙に診察するため、あくまでスクリーニング(大まかにふるい分けること)を目的としています。ですので、一人ひとりの詳細な検査が行われているわけではありません。学校検診で特に指摘を受けなかった場合にも、少しでも心配があるならば、歯科医院に相談されることをおすすめします。

歯並びのことは、矯正を専門とする歯科医院に
学校検診では、むし歯、歯茎の炎症、歯並び・咬み合わせ・顎関節の状態、生え変わりの状況などを確認します。 そのうち、むし歯や歯茎の炎症のことについては、信頼できる歯科医院であれば、基本的にどこに相談しても問題ないかと思います。 ただ、歯並び・咬み合わせ・顎関節の状態、そしてこれらと関係の深い生え変わりの状況について指摘を受けた場合には、できる限り矯正を専門とする歯科医院に相談されることをおすすめします。専門的な知見から、将来的なリスクを考慮した診断・アドバイスを受けられます。

子供の歯並び矯正するタイミングは早い方がいい!タイミングは?

お子さまの矯正治療を開始するタイミングは、歯並びの状態や顎の発達の程度、悪い癖・習慣の有無によってことなりますが、6~8歳頃になることが多くなります。
ただ、骨格に問題がある受け口など限られた症例では、3~4歳頃の治療開始が必要になることもあります。 誰にでも当てはまるベストタイミングを決めることはできませんが、以下の目安を参考にしていただければと思います。
5~6歳頃に一度診てもらう(受け口の場合は3~4歳)
問題なければ経過観察とするが、乳歯が6本生え変わったタイミングでもう一度診てもらう
もちろん、気になることがあれば何歳でもご相談いただけます。

学校検診を受けっぱなしにしないようにしましょう
学校検診を「受けっぱなし」にしてしまうのは、とてももったいないことです。 指摘を受けた場合には歯科医院で再検査・必要な治療を受けましょう。「きちんと治す」ことが大切であることを、お子さまに学んでもらうのもまた学校検診の目的です。 またその後は、できる限り定期検診・予防へと移行するようにしましょう。お口や身体の健康を守る・予防する意識は、お子さまの一生の宝物となります。

学校検診で大丈夫だったお子さまも安心しないでください!
学校の歯科検診は、異常の有無を目で見える範囲内でおおまかにふるい分けることを目的としたスクリーニング検査です。
つまり、肉眼では見えない虫歯は、見逃してしまうことになります。
「眼で見えない虫歯=小さな虫歯」とは限らず、見えないところで、大きく虫歯が進行している場合も少なくありません。こういった虫歯であっても、歯科医院でのレントゲン検査であれば発見することができます。
歯並びについても同様です。
一見その時は、きれいな歯並びに見えても、実は将来的に歯が並ばない事もよくあります。 レントゲンを撮るなどして歯の大きさと顎の大きさを確認していく必要があります。

学校の歯科検診で異常を指摘されたときはもちろんですが、指摘がなかった場合も、検診を受けたタイミングで、歯科医院での受診をおすすめします。

投稿者: 日置矯正歯科

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