日置矯正歯科ブログ

2023.11.24更新

女性

マウスピース矯正型装置(インビザライン)矯正は歯の美しさと正しい噛み合わせを実現するための効果的な治療方法として知られています。しかし、矯正中には注意が必要なポイントもあります。その中でも、歯周病のリスクについて懸念される方も多いでしょう。
歯周病は歯とその周囲の組織に影響を及ぼす炎症性疾患であり、歯茎の腫れや出血、歯のゆるみなどの症状が現れます。マウスピース矯正型装置(インビザライン)矯正中は、アライナーが歯に密着し、歯と歯茎の間に微細なスペースができることがあります。このスペースは歯垢や食物のたまり場となり、歯周病の原因となる細菌の増殖を促す可能性があります。

歯周病の原因とは? 
歯周病は、歯とその周囲の組織に炎症を引き起こす慢性的な疾患です。歯茎の腫れや出血、歯のゆるみなどの症状が現れ、進行すると歯を失う原因となることもあります。以下では、歯周病の概要と主な原因・リスクファクターについて説明します。

歯周病の定義と症状
歯周病は、歯周組織(歯茎、歯槽骨、歯根膜)に炎症が生じる疾患です。初期の段階では歯茎が腫れたり、歯磨きや食事時に出血することがあります。これを歯肉炎と呼びます。進行すると歯槽骨が破壊され、歯がゆるんだり歯周ポケット(歯と歯茎の間の溝)が形成されることもあります。この状態を歯周炎と呼び、重度の場合には歯を失うことにつながる可能性があります。
 
歯周病の主なリスクファクターは?
歯周病の主な原因は、プラークと呼ばれる細菌の蓄積です。プラークは歯と歯茎の接触面に形成される無色の粘膜で、食物の残渣や細菌が混ざり合っています。不適切な歯磨きや口腔衛生状態の悪化により、プラークは歯肉に炎症を引き起こす原因となります。
 
歯周病のリスクファクターには以下のような要素があります
1. 口腔衛生の不備:不適切な歯磨きやフロスの使用、定期的な歯科検診の欠如など、口腔衛生の習慣が不十分な場合、歯周病のリスクが高まります。
2. 喫煙:喫煙は歯周病の進行を促進する要因となります。
3. 遺伝的要素:一部の人々は遺伝的な要素により歯周病のリスクが高まる場合があります。
4. 免疫系の問題:免疫系が弱い状態では、歯周病にかかりやすくなります。
5. 年齢:年齢の増加とともに、歯周病のリスクも高まります。
 
以上が歯周病の概要と主な原因・リスクファクターです。予防と早期治療が重要です。適切な口腔衛生習慣の確立や定期的な歯科検診を通じて、歯周病のリスクを軽減し、健康な口腔環境を維持することが大切です。
 
歯周病予防のためのケア方法
歯周病は歯と歯茎の周囲の組織に炎症が起こる状態であり、重要な口腔疾患です。適切なケアを行うことで歯周病のリスクを軽減することができます。
 
1. 正しいブラッシング
毎日のブラッシングは歯周病予防の基本です。以下の手順を守って正しいブラッシングを行いましょう。
正しいブラシの選択: 柔らかい毛先の歯ブラシを選びます。
正しい技術: 歯と歯茎の境目に45度の角度でブラシをあて、優しく歯ブラシを動かします。
全面のブラッシング: 歯の表面、内側、咬合面を丁寧に磨きます。
適切な時間: 2分以上の時間をかけてブラッシングを行います。
歯茎のマッサージ: 歯茎にも優しくブラシをあて、軽くマッサージすることで血行を促進します。
 
2. フロスの使用
ブラッシングだけでは届きにくい歯と歯の間のプラークや食物の残りを取り除くために、フロスを使用しましょう。
正しい技術: 適切な長さのフロスを使い、歯と歯茎の間に優しく挿入します。歯に沿ってフロスを動かし、プラークを取り除きます。
日常的な習慣化: 毎日の習慣としてフロスを使うことが重要です。
 
3. 口腔洗浄液の使用
歯磨きやフロスに加えて、口腔洗浄液を使用することでさらなる口腔衛生の向上が期待できます。適切な口腔洗浄液を選び、使用方法に従って利用しましょう。
 
4. 定期的な歯科検診
定期的な歯科検診は歯周病の早期発見や予防に不可欠です。歯科医師は専門知識と経験を持ち、歯周病の兆候を見逃さず、早期に対処することができます。定期的な検診を受け、プロのケアを受けましょう。

投稿者: 日置矯正歯科

ご予約・お問い合わせ
はお気軽に
岐阜市・羽島市にお住いの方で矯正歯科のことでお困りでしたらご相談ください
当院では初診の方は矯正歯科について無料相談を行っております