長時間のマスク生活で歯並びが悪化?口呼吸の影響
2023.07.30更新
口呼吸の原因と影響
人間は本来鼻呼吸が正常ですが、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの鼻閉が原因で口呼吸になることがあります。また、口呼吸をする癖がついてしまった人もいます。長時間のマスク生活で、マスクの下で口を開けて口呼吸になることも考えられます。
口呼吸の影響
口呼吸は健康に様々な影響を与えます。鼻呼吸と比べて、外気が直接口腔内や咽頭部に入るため、乾燥しやすくなりウイルスや塵の付着も増えます。さらに、集中力の低下や口唇の力不足による口の開きっぱなしも問題です。舌がだらんと垂れ下がることで、歯並びや噛み合わせのバランスが崩れ、歯のガタガタやすきっ歯、受け口、上下の前歯の噛み合わせの不調を引き起こす可能性があります。
口呼吸と歯並び
正しい位置にある舌と咬合バランスによって、歯は綺麗なU字のアーチに並びます。しかし、口呼吸によって舌が適切な位置にならず、歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。歯のガタガタやすきっ歯、噛み合わせの不調などが口呼吸による影響として挙げられます。
鼻呼吸トレーニングの重要性
健康と歯並びのためには、正しい鼻呼吸を身につけることが重要です。特に、3歳までに鼻呼吸をできるようにすることが大切とされていますが、それ以降でも鼻呼吸を身につけることは歯並びの改善と予防につながります。当院では、マウスピースとトレーニングによる口呼吸の改善にも取り組んでいますので、お気軽にご相談ください。正しい鼻呼吸を取り戻すことで、健康的な歯並びと快適な口腔環境を手に入れることができます。
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