口腔筋機能療法

口腔筋機能療法とは

歯並びや噛み合わせは、生まれつきの要素だけではなく、口周りの筋肉や舌、唇の癖の影響も受けます。口腔筋機能療法は、口周りの筋肉を鍛えて口や舌の悪癖を排除し、顎の成長を正しい状態へ導くトレーニングです。

口腔筋機能療法のメリット

口腔筋機能療法を矯正治療と併用すると、矯正治療の効果を早めに得られる場合があります。また、矯正治療が終了した後も、口腔筋機能療法によって頬の筋肉を鍛えることで歯並びが後戻りするのを防ぐ効果が期待できます。舌が正しい位置にあると、頬と舌が矯正した歯並びや噛み合わせを維持してくれるため、矯正治療のサポートとして役立ちます。

なぜお口の筋肉を鍛える必要があるのか

舌が正しい位置にあると、顎は正常な歯並びや噛み合わせを維持しながら成長できます。舌の位置が正しくないと頬にかかる力が強くなり、歯並びが狭まる、顎が正しく成長しないなどの状態になります。これが出っ歯をはじめとした、正しくない歯並びが生じる原因です。口周りの筋肉を鍛え、舌を正常な位置で維持し、頬や顎が正しく成長できるようにする必要があります。

当院の口腔筋機能療法の特徴

当院は矯正治療と並行して、口腔筋機能療法のプログラムを組んで治療を行います。舌、呼吸、嚥下を3つの柱として、ビデオを見ながら口周りの筋肉を鍛えるトレーニングに取り組みます。ワンクール10ヶ月で行い、自然と口の機能を正しく使える状態を目指します。

アクティビティ例

プログラム内では、水を飲む練習や、舌で上顎をはじく「ポッピング」などを行います。口の周りの筋肉や舌の動きを鍛える運動が主なトレーニングです。

よくある質問

口腔筋機能療法に関するよくあるご質問です。

Q

どれくらいの頻度で行うのでしょうか

A

1日2回行います。これは、人がトレーニングを覚えるのに良い頻度です。朝起きた時や夜寝る前、お食事の後などいつでも良いですが、1日2回行う習慣を身に付けていただきます。お子さまの場合は、保護者さまと一緒に行ってください。

Q

何歳頃からトレーニング可能ですか

A

トレーニングの内容を理解できれば、何歳からでも可能です。当院では、主に顎骨が発達しやすい7〜9歳のお子さまに行う場合が多いです。矯正治療も同じ時期に行うため、併用しています。トレーニング内容を無意識にでも行える状態を目指します。

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