歯並びが悪くなる?「過剰歯」ってどんな歯?
2023.07.23更新
過剰歯(かじょうし)とは?
過剰歯は、通常の歯の本数(28本、親知らずを含むと32本)を超えて生えてくる歯のことを指します。日本では30〜40人に1人の割合で発生し、特に男性に多く見られます。ほとんどの過剰歯は上の前歯に発生し、あごの中に埋まったまま生えてくることが多いため、普段は目に見えず存在に気付きにくいことがあります。
過剰歯とすきっ歯の関係
すきっ歯の原因の一つが過剰歯です。過剰歯が隠れて前歯の間に生えてくることで、前歯のすき間が広がる可能性があります。これにより、すきっ歯が生じることがあります。
過剰歯の他の影響
過剰歯があごに埋まったままの状態だと、永久歯の生え変わりを妨げることがあります。乳歯が抜けないか、抜けた後に永久歯がなかなか生えてこない場合は、過剰歯が原因かもしれません。また、過剰歯は通常の永久歯と形や生えてくる場所が異なることがあります。そのため、生えてきた永久歯に違和感がある場合は、過剰歯の可能性を考慮する必要があります。
早めの対応が必要
過剰歯が歯並びや永久歯の生え変わりに悪影響を与えることがあるため、早い段階で抜歯する必要があります。過剰歯によって歯並びが乱れたり、永久歯が生えてこなかったりする場合は、矯正治療が必要になることもあります。また、レントゲンで偶然発見されることもあるため、気になることがあれば早めに歯科を受診して検査を受けることをおすすめします。適切な対応を行うことで、歯並びを改善し、健康な口腔環境を維持することができます。
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